【現場での実践こそが最高の教材】

今ではすっかりオンラインでコーチング研
修を行うことも日常となりました。自宅か
ら一人パソコンに向かって進行するスタイ
ル。事務局の皆さんしかいない会場に出向
いて、スクリーンに向かって進行するスタ
イル。リアル参加、リモート参加の皆さん
を繋いで進行するスタイルなど、ありとあ
らゆるパターンの研修を何度もやらせてい
ただいて、自分のキャパシティが大いに広
がったと感じた1年でした。

昨年から継続してコーチング研修に関わら
せていただいている企業様でも、回を重ね
るごとに手応えが感じられ、繰り返し実践
することの効果を実感しています。

例えば、「『どうしたらいいと思う?』と
部下に質問しても『課長はどう思いますか
?』と逆に質問されてしまいます。答えを
持っていない部下に質問しても、コーチン
グは無理だと思います」というようなこと
をおっしゃっていた管理職の皆さんが、
「質問し続けていると、部下のほうが、
『きっとまた課長は質問してくるだろうな』
と思って、自分の考えを持って相談に来て
くれるようになりました」とか、
「しょうがないのでこちらの意見を伝える
と、『私もそれでいいと思います』と部下
に言われるので、『どうして君もそれでい
いと思うの?』とさらに突っ込んで質問し
てみるようにしています」といった報告を
してくださるようになりました。

他にも、「こちらが感謝の言葉を意識して
伝えるようにしていると、メンバー同士も
『ありがとう』を頻繁に伝え合うようにな
っています」、「最近は、皆が自発的に考
えて動いてくれるので、私はやることがな
くなり、自分の存在価値を感じにくくなっ
てきました」というお声まであり、成果の
数々に感動します。

研修では、実際に現場で実践してみて感じ
たことを各々に伝え合い、他にどんなこと
ができるのか、アイディアを出し合いなが
ら進めていくわけですが、皆さんのリアル
な実践事例ほど説得力があり、効果的な教
材はないと感じ入ります。

在宅勤務、オンライン会議をはじめ、今ま
でやったことがないことへの挑戦を余儀な
くされた今年、手応えを掴んでいる人は皆、
やったことがないことを不完全でもまず始
めてみた人、そして、やってみた体験を踏
まえてまた繰り返し実践し続けた人ではな
いかと思います。前例やマニュアルなどが
役に立たないことが起きる時代こそ、自ら
考え自ら答えを掴む力が必要です。その教
材はすべて実践の中にあるのです。

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