【コーチングを社内に普及させる近道】

「コーチングを風土にしたいのですが、ど

うしたら、社内に普及できるでしょうか?」

「コーチングを他の同僚にも学んでもらい

たいのですが、どうしたら、その気になっ

てもらえるでしょうか?」

といったご質問をよくいただきます。コー

チングの価値と効果を実感し、もっと普及

させたいと思っていただけることはとても

有り難く嬉しいことです。

 

 

実は、同じような悩みを、我々コーチ業も、

日本のコーチング黎明期(2000年前後)に

抱いていたものです。そもそも、コーチン

グとは何か?を説明し、理解してもらうこ

とがとても難しかったのです。「コーチは

教えません。相手の中にある答えを引き出

す役割です」と言っても、にわかには、イ

メージが湧きにくいようでした。

 

 

ここ数年は、社内コーチを養成する研修を

担当する機会も増えてきました。1年近く

かけて、1期生を育成した後、今年は2期

生を募集し、さらに社内コーチを増やして

いきましょう!という流れが出てきた企業

様もあります。2期生として、社内コーチ

養成講座に参加している方がたに、「なぜ、

社内コーチになろうと思ったのですか?」

と聞いてみました。すると、とても興味深

い答えが返ってきました。

 

 

「社内コーチになりたいというより、1期

生の○○さんが、この研修を受けてから、

すごく明るくなったんです。仕事に対して

も前向きになりました。それで、自分もそ

うなれるのかなと思って受講してみること

にしました」。

「同じ課のリーダーが、この研修を受ける

ようになって、すごく話しやすくなったん

です。課の雰囲気も良くなりました。私も

そんなふうになりたいなと思いまして」。

 

 

こうしたお声を聴きながら、コーチになり

たての頃、自分自身が心がけていたことを

思い出しました。まず、自分がコーチング

を楽しんでいること。コーチングのスキル

と考え方を活かして、周囲と建設的にコミ

ュニケーションをとり続けること。すると、

興味を持ってくれる人がしだいに増え、コ

ーチングを受けてくれるようになったので

す。

「あの人はなぜ、あんなに楽しそうなんだ

ろう?コーチングってよくわからないけれ

ど、コーチングをやると良さそうだな」と。

 

 

「コーチングを普及させたい」と思ったら、

まず、自分がコーチングの価値を実感して、

楽しく前向きに周囲と関わることが一番の

近道のような気がします。くどくどと説明

したり、研修を強要したりしなくても、自

ずと興味を持ち、巻き込まれる人が増えて

いくのではないでしょうか。

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