【1年目から新人が急成長する職場】

この時期は、入社1年目社員のフォロー研

修を担当させていただくことが多くなりま

す。入社してまだ半年。わずか6ヶ月しか

経っていない時期ですが、すでにぐったり

疲れて顔にも覇気がなくなっているか、戦

力としてイキイキ活躍しているか、企業様

よって、新人の様子が露骨に分かれます。

両者とも、たった6ヶ月で、どうして、こ

れほど変わるのだろうかと驚かされます。

 

先日、うかがった企業様は、完全に後者の

タイプ。それどころか、すでに、3年目か

5年目かと思うほどの風格を漂わせている

皆さんでした。コミュニケーションスキル

も意欲も高く、会社と業界の未来のために、

自分は何ができるかについて、すでに真剣

に考えている様子がうかがえます。研修を

進めていても、「もう少しディスカッショ

ンの時間をとっていただきたいのですが、

よろしいですか?」と自分の意思を主体的

に伝えてきます。

 

どうしたら、こんな新人を育成することが

できるのだろうか?と考えさせられます。

もちろん、もともとそういう資質の人材を

採用しているのでしょうと言われたら、そ

れも間違っているわけではないのですが、

やはり、皆さんが日常、どんな職場で仕事

をしているのかを聞かせていただくと、本

人の資質によるものだけではないと感じま

す。

 

配属当初から、「困ったら、いつでも会社

に電話してきなさい! 誰かが必ずなんと

かするから」と言葉をかけられて、営業に

出ているという人がいました。そんなこと

を言ったら、甘えるんじゃないかと思って

しまいそうですが、やったことがない仕事

に向かっていく時には、やはり力強く背中

を押してもらえる言葉です。応援してくれ

ている人がいる、味方がいるという安心感

が大きな原動力となっているのでしょう。

 

「新人のあなたのミスぐらい、私がいくら

でも取り戻せる!思いきってやりなさい!」

と言ってもらえて、「この人の下でがんば

ろうと思えた」という新人もいました。仕

事を任されるのはいいけれど、最終的な責

任まで何もかも押しつけられては、安心し

て挑戦することはできません。信じて任せ

るが、最終的な責任は任せたほうにあると

いうスタンスを上司、先輩がとることで、

新人ははじめて「やってみよう!」と思え

るのです。

 

特別なことは何もなく、現場に、自分を応

援してくれ、安心感を与える言葉をかけて

くれる上司、先輩がいる。そのことが、新

人の成長を分けているのだということを、

この時期は、あらためて思い知らされる季

節です。

 

 

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