【「愛」を与えてもらえる職場】

今年も、年始から早速、全国の企業様へ社

員研修に行かせていただいています。先日、

毎年お世話になっている企業様での若手社

員研修において、こんなことがありました。

 

「皆さんが、会社からもらっているものに

は何がありますか?もちろん、お給料があ

りますよね。でも、それだけでしょうか?

他に何があるのか考えてみませんか?」と、

例年のように問いかけてみました。

 

この問いから、例えば、働く環境、福利厚

生、専門知識や技術などはもちろん、社会

的な信用や人脈、成長の機会など、多くの

無形の資源についても気づいてもらいたい

と思って投げかけをします。入社してしば

らく経つと、会社への不満がいろいろと湧

いてきます。そんな時期に、一度ふりかえ

って、「日頃はまったく意識していなかった

けれど、確かに、このようなものまで与え

てもらっているなあ!」と良い意味で衝撃

を受けてもらいたいという意図があります。

 

この問いに対して、ひときわ元気で明朗な

社員が、臆することなくこう答えました。

「会社からもらっているのものは、『愛』

です!」

「愛?ですか?」

思わず、聞き返してしまいました。

「それは、どんな時に感じますか?」

「日常的に、いつでもそう感じられます」

「どんなことに対して、そう感じるのです

か?」

「そうですね、上司の関わり方、と言いま

すか、すぐには思い出せないのですが…」

「上司から大切にされているなと感じると

いうことでしょうか?」 

「そうです!そういうことです!」

 

これには、私の方が衝撃を受けました。長

年、この問いかけをしてきて、「愛」という

答えが返ってきたのは初めてのことでした。

非常に心を動かされましたので、休憩時間

に、人事のご担当者からも、さらに現場の

様子を聴かせてもらいました。

 

「確かに、彼女の上司は、支店長の中でも

とりわけ、人材育成に対して熱いタイプで

して、新人の研修日誌には、必ずコメント

をつけて返しています。日常的にも、折々

に話を聴いたり、声をかけたりしているの

だと思います」

 

なるほど!そのような上司と接していると、

会社から「愛」をもらっていると感じられ

るのか!と感動しました。なかなか、この

言葉は出てきません。このように感じる人

が増えたら、日本には、もっと働きやすい

職場が増えるのではないかと思います。そ

んなことを感じた年始の研修でした。

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