【若手が「良い職場」と言う職場とは】

この季節は、新入社員研修に続いて、

入社2?3年目の若手社員の皆さんの

フォロー研修が続きます。有り難いこ

とですが、毎年ご依頼をいただき、も

10年近くのお付き合いをさせてい

ただいている企業様が3社ほどありま

す。本当に「有り難い」ことと感謝し

ています。

 

こんなことを書くと、まるで、私の手

柄のようで恐縮なのですが、事実とし

て、いずれの企業様も、年々伸びてい

て、入社してくる社員も増えています。

しかも、意欲、人柄もすばらしく、接

していて、気持ちの良い皆さんばかり

が入ってきます。極端なケースでは、

入社1週間で新人が辞めてしまったと

いう話もある中で、これらの企業の新

入社員は、ほとんど辞めません。

 

若手の皆さんに、「職場はどうですか

?」と質問すると、これも、判で押し

たように、「すごく良い職場です」と

答えます。あえて、優等生発言をして

いるのかなと思うほどですが、心の底

から明るい表情でそう答えます。

「上司、先輩も本当に良い人ばかりで、

すごくやさしく指導してもらっていま

す」と言うのです。

 

「仕事がきついと思うことはあります

が、それは、自分の技術がまだ未熟だ

からであって、申しわけないなと思い

ます。もっと成長して、上司、先輩の

力になりたいです」

こういう場で、私が書くと、なんだか

白々しく感じられるほど、模範的な発

言ですが、これらは、全くのノンフィ

クションです。そういう職場が、現に

存在しているのです。伸びる会社は、

人に恵まれ、伸び続けていくのだなと

あらためて感じさせられます。

 

これらの企業に共通しているものは何

だろうと考えた時に、やはり、大きく

二つの共通点があるように思います。

一つは、新人を大切に育てたいという

想いがあり、そのための時間と機会を

惜しみなく確保していること。もう一

つは、上司、先輩にコーチングの素養

があることです。

 

「パワハラ」という言葉を見聞きしな

い日はない昨今ですが、パワーで、若

手を動かしてうまくいく時代はもう終

わったと感じます。上から目線の「こ

うするんだ!それではダメだ!何度言

わせるんだ?いい加減にしろ!」。こ

れらの言葉を、今の若手は全く受け付

けられません。上司、先輩が、否定的

で悲観的な言葉を吐いて仕事をしてい

る職場も、居心地が悪いと感じます。

 

仕事の内容や時間がどうこうという話

ではなく、「新人を一人のプロとして

育てたい」という情熱と愛情、「必ず

成長できるはずだ」という信念を持っ

た上司、先輩がいること。これが、若

手にとっての「良い職場」なのだと私

は感じます。

 

 

Comments are closed.