小学生でも名コーチ?

最近、大人向けに開講しているコーチング講座に、小学生や中学生も参加してくれる
ようになりました。「親がコーチングを勉強するようになって変わったので、私も行
ってみたいと思って来ました」と言うのです。この自発的な姿勢に非常に驚かされま
すが、子どもをそんな気にさせる親御さんは「すごいな!」と感動します。“成長し
ていく姿を見せること”こそ、相手の自発性を引き出す究極のコーチングではないか
とさえ思います。
以前は、大人の中に、小学生が混じっていると、私もずいぶん気をつかって講義をし
ていました。「この言葉は理解できるのかな?」、「この漢字はもう読めるのかな?」
と顔色をうかがいながら進めていましたが、最近は、小学生であろうと、もうまったく
気にならなくなりました。なぜなら、大人に向かって伝えている講座でも、ちゃんと
ついてきてくることがわかってきたからです。
もちろん、わからない言葉はあるようです。読めない漢字もあるようですが、私の話の
文脈から、自分なりに考えて、対応していきます。大人相手に、コーチ役もやります
が、まったく遜色ありません。むしろ「こうしたら?」とアドバイスしたくなる大人
と比べて、ずっと無心に相手の話に耳を傾けています。大人のほうが大いに触発され
ます。そんな様子から、「小学生でもコーチングは十分できるな」と実感しています。
大人向けの講座なので、時間配分も大人仕様でやります。2時間休憩なしで進めるこ
ともありますが、集中力を切らすことなく参加しています。「休憩がまったくなかっ
たけど、疲れなかった?」ときくと、「全然!すごく楽しかったです」と答えます。
また、「学校にも、こんな授業があったらいいのに」と泣かせることを言ってくれた
りします。
「子どもだから無理だろう」などとこちらが決めてはいけないなと強く思わされます。
こんなことを言うと、「それは、そういうところに自発的に参加するお子さんだから
できるんじゃないですか?」とか「コーチングの講座だから楽しいんでしょう?」な
どと言われたりもしますが、何においても、一度、相手を“できる人”と信じて関わっ
てみていただきたいなあと思います。

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