コミュニケーションで能力発揮

今年、箱根駅伝で初優勝した青山学院大学陸上競技部の取り組みについて、遅ればせながら、お話をうかがう機会がありました。

「箱根駅伝」の名前こそ知っていましたが、陸上や駅伝などにはあまり縁のない生活を送ってきましたので、箱根駅伝を制することがどれほどの偉業なのか、青山学院大学の急成長がどれだけ驚異的なことだったのかについて、あらためて認識し、感動したしだいです。

すでに様々なメディアでも紹介されているお話かとも思いますが、私が、非常に興味を覚えたのは、監督がスカウトする人材を選ぶ基準です。

スポーツの世界ですから、当然、「足が速い」、「実績がある」などが重要視されるかと思うのですが、監督がけっこう重視されたのが、選手のコミュニケーション力だというのです。

コミュニケーションに関わる仕事をしている私などには、非常に興奮させられる話です。

これまでさほど活躍していない選手でも、実際に話をしてみて、表情豊かな選手、笑顔が多い選手、楽しく会話ができる選手を見極め、スカウトするというのです。

理由は、「チームの雰囲気が明るくなる」から。
寮での食事中も、静かに黙々と食べるのではなく、談笑しながら食事をすることを推奨されているそうです。

そう言われてみると、確かに、テレビなどで見る選手の皆さんは、いつもニコニコと笑っていて、とても好印象でした。
インタビューに対する受け答えも、非常に快活で、「いまどき、すばらしくコミュニケーション力が高い学生たちだな~」と思いました。

スポーツに限らず、より高い目標に挑戦しようとすると、その道のりは、決して楽なものではないでしょう。
日々の地道な練習は辛いことも多いでしょうし、常に、プレッシャーやストレスなどメンタル面での闘いもあるでしょう。

そんな中で、皆が笑顔で、明るい会話をしていくことが、さらなる能力発揮につながると気づいて、実践された監督に、私は尊敬の念を覚えずにはいられませんでした。
そして、コミュニケーションが持つ可能性、底力にまた勇気づけられました。

職場でも同じことが言えるのではないかと私は思っています。
真剣に真摯に仕事に取り組むことはもちろん大切なのですが、メンバーの笑顔や明るい会話がある環境でこそ、いっそう成果があがるのです。
緊張感や疎外感、プレッシャーが多い職場では、メンバーは委縮してしまいます。

せっかく各自が持っている能力も発揮されないままになっているかもしれません。
それは本当にもったいないことです。

リーダーからぜひ、笑顔でコミュケーションを増やしていただきたいなと思います。

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