【逆境を受け容れ利用する】

コーチング研修で関わらせていただいてい

る企業様で、1年ぶりに、役員の皆様の研

修を担当させていただきました。基本の研

修を受けていただいてから丸1年。しかも、

後半の半年間はコロナ禍の真っ只中でした。

社員の皆さんは在宅勤務を余儀なくされ、

役員の皆さんの研修もオンライン併用での

開催となりました。

 

このような非常時に、正直、どこまでコー

チングを実践していただけたのだろうか、

社内へのコーチング文化浸透にご尽力いた

だけたのだろうかと思っていたのですが、

想像をはるかに超える成果のご報告に大い

に感動しました。

 

「私はなかなか相手の話を最後まで聴けず、

いつも途中で口を挟んでしまっていたので

すが、リモートだと、口を挟むタイミング

が難しく、最後まで聴かざるを得ないんで

すよ。おかげで、かなり話を聴けるように

なりました」

「離れていると、もう相手を信じて任せる

しかないので、現場を信頼することにしま

した。信頼と感謝が大切だと感じました」

「今までなかなか面と向かって感謝の言葉

を言いにくいところがあったのですが、顔

を合わせないと、メールやチャットを通し

て感謝を伝えやすくなりました」

「リモートで仕事なんて絶対にできないと

思っていましたが、やってみると、案外、

こちらのほうがやりやすいことにも気がつ

きました」

 

とかく、「リモートになったので、コミュ

ニケーションがとりにくく実践できません

でした」という話になりがちな環境下で、

この逆境を受け容れ、逆にうまく利用した

というご報告ばかりでした。かえって、コ

ーチング力を高める機会にもなったようで

す。「・・・だから、できない」と捉えて

何もしないことを選択するのか、「・・・

だから、せざるを得ない」と捉えて、チャ

レンジするのかでは、成果が大いに違いま

す。何もしなければ何も変わりません。む

しろ、後退していきます。

 

このような皆さんとご一緒していると、コ

ロナ禍が人を不幸にしているわけではなく、

コロナ禍をどう捉えるかが幸不幸を左右し

ているのだと、あらためて思わされます。

自分の外側で起きていることが問題なので

はなく、それをどう自分の内側で捉えるの

かによって、問題のままで終わるのか、好

機に変わるのかが決まります。逆境を「だ

からこそ、やってみよう!」と利用する発

想や行動が、これからの時代にはさらに求

められるのだと感じた1日でした。今後の

社内の変化がいっそう楽しみです。

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